認められると自分の前にある道がアスファルトになる
大学院の願書を書いた。
上司に見てもらう。「これじゃあダメだよ」「全体的に変えたら?」って言われるんじゃないかと不安になりながら。きっとあとでダメ出しが来るだろうと思っていれば、傷つかない。
放課後、ちょっといい?と声をかけられ、付箋が貼られた願書を挟んで話し合い。文章的に変なところを分かりやすく指摘してくれた。
「書いてみたものの本当にこれでいいかちょっとわからないんです。」と私が言う。
すると、
「いや、よくこんな文かけるなと思って。すごいなと思ったよ。」
きっと、ダメだと思われているのだろうと、進んでいた、ガタガタの道が一気に舗装され、アスファルトになる感覚だった。
単に褒められて嬉しいというよりも、
自分の進みたい道が確かになったことの安心感、
加速していっていいという確信、
こういうのが、「勇気づけ」というのだろうか。
認められると自分の目の前の道が確かになる
じゃあ、逆は?
否定され続けたら?
ガタガタの道を不安そうに、でも進んで行かなければいけないそんな思いさせたくない
と思った。